こんにちは!広告代理店エー・ディー・ビーのブログ担当です。
今回は、「紹介予定派遣」について解説いたします。
最近、紹介予定派遣が注目されています。
これは、労働者派遣の形態のひとつです。
企業に派遣スタッフとして派遣され、派遣期間が終了した後はその企業に社員として雇用されることが前提となったものです。
いわば、派遣期間は中途採用でいう試用期間のようなものだと考えればいいでしょう。
この紹介予定派遣は、求職者と企業、それぞれに大きなメリットがあります。
まず、求職者の側は実際にその企業で仕事をすることで、仕事の内容や社内の雰囲気などを体験することができます。
それによって、その仕事を続けていくことができるかどうかを派遣期間中に判断できます。
企業の側は、派遣されたスタッフの能力や周囲との協調性など、仕事をまかせられるかどうかを判断できます。
派遣期間終了後は正社員または契約社員として雇用される予定ですが、必ず入社、あるいは採用しなければならないわけではありません。
紹介予定派遣を受けるには、派遣会社への登録が必要になります。
派遣会社は数多くあり、いくつかの会社に重複して登録することも可能です。
登録は無料ですし、多くの会社に登録して、多くの派遣先を紹介してもらうのもいい方法かと思います。
登録にあたって気をつけるべきなのは、その会社が厚生労働省の有料職業紹介事業の許可を受けているかの確認です。
派遣会社がスタッフ募集の広告を出す時には、許可番号を記載することが義務づけられています。
求人サイト等に掲載する際はもちろん、自社のホームページでスタッフを募集する際も、許可番号を記載することが必要とされています。
派遣会社に登録の連絡をする前に、その会社が正規の許可を受けている会社なのかどうかを確認しましょう。
求人サイトの場合は、派遣会社の求人情報を掲載する際には、必ず掲載審査を行なっており、許可番号を確認していますので安心ですが、独自に作成したホームページのみでスタッフを募集している際は十分に気をつけてください。
紹介予定派遣にも面接はあります。
紹介された企業にそのまま派遣されるわけではありません。
その面接は一般的な中途採用のものより厳しいことも多くあります。
ただ、面接には派遣会社の担当者も同席するため、少しは緊張も薄れ、また、面接前に入念な打ち合わせをすることもできます。
派遣期間中は、一時的な派遣ではなく、その会社に入社したという意識を持って仕事にとりくみましょう。
企業側はあなたの能力や周囲との協調だけでなく、仕事に対する取り組み方も見ています。
「私を採用すれば、会社にとってこれだけのメリットがあります」とアピールするつもりで仕事にとりくみましょう。