国勢調査のデータにもとづくターゲティングでの宅配型チラシ(ポスティング)、「独占チラシ5日間宅配」を制作・販売する広告代理店の株式会社エーディービーです。
本日お話しをお伺いをしたのは介護施設「光陽苑」にて、通所サービス課 課長を務めていらっしゃる塚田修一さんです。
塚田様はサービス課課長の他、ご利用者とケアマネジャーの橋渡しを行う相談員としてもご活躍されている他、
社会から一旦離脱してしまった方に対して「就労支援活動」に尽力されるなど、活動の幅が多岐に渡る方でもいらっしゃいます。
23歳から27年の間、「光陽苑」の出発とほぼ同時期に介護業に携われてきた塚田様は、今の介護業界にどのような思いを抱いているのでしょうか?
今回は昔と今を比較した介護業界についてもお話ししていただきました。
まずは、「光陽苑」の施設からご紹介をしていきます。
地域ボランティアと密着な関係をもつ、介護施設「光陽苑」
上画像、施設に貼られている写真はボランティアが活動している時の様子なのですが、「光陽苑」を語る上で地域ボランティアの皆さんの存在を欠かすことは出来ません。
たとえば、毎週土曜に開かれる「喫茶陽だより」と呼ばれる特設の喫茶店は施設入居者の憩いの場として機能しており、
また400~500人もの来訪者を迎える「納涼祭」も地域ボランティアの皆さんの力添えがあってこそ実現が可能であるそうです。
年間で訪れるボランティアの皆さんは約1,200人にものぼるそう。
光陽苑は非常に地域に密着した介護施設であるのです。
施設を利用している認知症と診断されたご利用者が作成した絵です。
ご利用者の制作物の展示を積極的に行うところからも施設内に流れる温もりを感じてしまいます。
こちらがリハビリ室の様子、最近はご利用者のご家族の方からリハビリに関しての質問が増えているそうです。
こちらは昇降式のお風呂。一般的な施設では「椅子が動くタイプのお風呂」の採用を多く確認することが出来ますが、椅子が動いてしまうことに怖がってしまうご利用者は少なからずいらっしゃいます。
このタイプであれば利用者様は安心してお風呂に入ることに出来ます。
こちらの檜風呂は中国の樹齢3000年の木を利用しており、漆塗りが高級感を醸し出します。
介護業界に入ったキッカケは? どんなキャリアを積まれてきた?
私は介護業界に従事して27年になるのですが、もともとは世の中のためになった上で自分も社会から認めてもらえるような職業を探していたことがこの業界に入ったキッカケです。
中学・高校時代にボランティア活動として何度か介護施設へ赴いた経験もあるため、もともと介護業界の仕事自体に興味を持っていたのかもしれません。
今までの経歴を簡単にお話ししますと、この業界に入って2年の間私は特別養護老人ホームの介護士として働いており、その後法人内の「デイサービス」に異動、副主任に就いてから3年で主任を任されるようになりました。
今でこそ介護のノウハウが体系化されてきており対応は確立されていると思うのですが、当時を振り返ってみると「認知症対応型のデイサービス」自体が27年前ではまだ珍しい存在であり、毎日手探りで仕事をしていたことを思い出します。
しかし、この時の経験こそが現場でご利用者一人一人と向き合う必要性を私に強く教えてくれたと感じており、
また、その後私は同じ法人内でグループホームの管理者も経験することになるのですが、「1日を通してご利用者と触れ合う」経験は認知症とより深く向き合うキッカケになったと考えております。
この30年で介護業界はどう変わった?介護保険の導入と、多様化していくニーズ
当時と比較した時一番の大きな違いは「介護保険」の導入です。
今管理側になってみてわかるのですが、民間の企業も参入してくる中、介護施設は収益をあげないと経営が成り立たない状況に置かれています。
収益を意識、予算をシビアに管理しなくてはいけないということは、同時に介護職員の人数を制限することにも繋がります。
すると、やはり様々な役割を持った介護職員を抱えることも難しくなってきてしまいますし、職員のモチベーション低下にも繋がります。
一言でいってしまえば、「介護業界はお金も人材も足りてない」状況にあり、それは同時に介護業界が早急に解決しなくてはいけない問題であると考えています。
また、昔と比較した時、デイサービスをご利用される方のニーズが多様性を持ち始め、ご家族の相談内容の専門性が上がったようにも感じられます。
数で言えば入浴に関する相談が一番多く、次点でリハビリに関しての質問を受けることが多いですが、最近は食事に関しても個人個人に違った食事提供をお願いされることも増えました。
ご利用者一人ひとりに合わせた食事を提供できるよう出来る限りの努力は欠かしません。しかし、それらの要望に完全に応えていくことは、先ほど話した介護業界の事情も手伝って、なかなか骨が折れることでもあります。
しかしながら、介護業界はご利用者が喜んでいただくことに何よりの醍醐味を見つけられる仕事です。
ですのでご利用者同様、職員たち自身も「仕事を楽しい」と思える環境作りも今の介護業界には求められています。
私自身は、「ご利用者と職員どちらも楽しませる」といった気概で仕事に挑んでおりますが、この精神はボランティア時代に培ったものだと考えています。
この30年で介護業界はどう変わった?スタッフに求められる専門性と海外の方のスタッフの雇用
「施設自体のあり方」もこの30年弱で変わって参りました。
たとえば、職員に求められる知識や技術が細分化されていますね。
わかりやすいところで言えば、世間を賑わせる「ハラスメント問題」や、ご利用者に対する「身体拘束」に関して正しい知識を獲得する必要がありますし、
細かく言えば、権利擁護、法令遵守、などなど。スタッフの仕事によっても必要とされる知識は増えてきています。
当施設では事業計画の中で研修を受けられる仕組みを設けており、私自身も講師を務めたことがあります。
また、働かれる方の国籍もこれからは多様化して参ります。
広くは東南アジア、職員として多いのはミャンマーやベトナムの方などでしょうか。当施設には東京国際福祉専門学校から実習生がやってくるのですが、海外の方の仕事熱心には驚かされます。
この業界の魅力とは?
介護業界全体で言えば、仕事の魅力は「お年寄りを相手に、人と接する仕事が出来ること」ではないでしょうか。
高齢者の方は人間としての広さ、そして私たちより経験の多い分「深み」があります。
そのような方たちと会話をすること自体勉強になりますし、何より「仕事中に笑うことが出来る」。これって他の職業にはない素晴らしいことであると思うんです。
当施設「光陽苑」に関して言えば、離職率が非常に低いところに、「働きやすい環境を実際に作れているのではないかな?」と魅力を感じています。
私自身中間管理職として上の方に意見をしやすいですし、私より経験が浅い方であっても上に意見をすることの出来る風通しの良い職場環境にあります。
塚田さんが実践する就労支援の活動とは?
介護業界と直接関わる話ではないのですが、何らかの事情で自宅に「引きこもり」になってしまった人に社会復帰のキッカケを作る活動です。
はじめは外に出るところからのスタート。
ボランティアを経て、その後 社会福祉協議会の方より働き先を紹介してもらい、「人とあまり関わらない仕事」の中に人と挨拶をする機会を作ったり、対象者の様子を見ながら徐々に社会復帰を目指してもらうことを目標においた活動です。
私は今まで50代の方、2名の社会復帰のお手伝いをしましたが、そのうちの1人は有料介護施設で働いています。
いかがでしたでしょうか。
介護業界で働く上での心構え、そして就労支援活動の話をお伺いしていくうち、塚田様が大事にされている思いに「人との関わり」を見つけることができたような気がします。
しかしその一方で、介護業界の人手不足にこれからますます拍車がかかる未来に不安を覚えてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「人手不足」は介護業界に従事されている方であれば、今誰しもが抱えている問題です。
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