1f76abca38e5eb5e51e792b5e220c76b_s
 
 
こんにちは!広告代理店エー・ディー・ビーのブログ担当です。
 
弊社では首都圏〜地方まで多種多様な求人媒体を取り扱っていますが、いつのころからかどこの媒体も一際目立つように記載するようになった項目があります。
「入社支度金」「入社祝金」などと呼ばれ、採用が決まるとどこかのタイミングで支給される一時金についての記載です。
 
一度求人誌を開けば、職種や勤務エリアにもよりますが数千円〜数十万円といった金額の”入社特典”が強調して書かれています。
 
人材不足で採用に苦しむ企業が多い近年ですが、今回はこの一時金制度が長年支持を得ている理由をお話します。
 

■広がり始めた「派遣バブル」時代

 
今から約10年前。
ITバブルが到来するより以前の話です。
 
その頃の日本は絶頂の派遣バブル。テレビCMでは次から次へと人材派遣会社のコマーシャルが流れていた時代。
あらゆる企業が続々と業界に新規参入を試みました。そこで巻き起こったのが人材の奪い合いです。
 
複数の派遣会社に登録することが可能な利用者を、どうにかして自社に囲い込みたい。1人スタッフの派遣先が決まれば、送り出す側としては継続した収入を得ることができるわけです。他社より多くのメリットを打ち出すことにどこも躍起になっていました。
 
「入社祝金」という言葉が使われるようになったのはこの頃からです。文字通り「当社から採用が決まれば、入社後に◯◯円を贈呈!」ということをやり始めたのです。
さらに、当時、このままでは都心の人材はいずれ枯渇してしまう、それなら遠方から呼び込もうという狙いもありました。そういったケースでよく用いられたのが引っ越しや住環境を整える資金をサポートするための「入社支度金」でした。
 
 
480c2cc8ffbfa15698d1da88f417e2e5_s
(引っ越しイメージ)
 

■仕事の内容が同じなら、条件を比較する

 
現在この制度は、製造業の工場などでよく見かけるようになりました。
例えば自動車や医療機器の製造工場では、どうしても期間社員が必要ですが、工場の仕事に応募を検討する方は細かい業務内容をよく見比べるというよりも、条件で選ぶという方のほうが圧倒的に多くなっています。
 
せっかく同じ勤務エリアの「工場」で働くのなら、条件の良いところを選ぼうと、まず待遇を比較します。ここで真っ先に目に飛び込んでくるのが「入社支度金」「入社祝金」や「勤続◯ヶ月慰労金」などの大きな文字なのです。
 
私たちエー・ディー・ビーの肌感覚でいうと、労働時間よりもこれらの待遇を気にする人の方が、もしかすると多いのではないかというくらい、工場などの求人で「待遇の良さ」というのは外せなくなっている状況です。
 
また、生活スタイルや物事の優先順位というのは人それぞれ異なり、
中には日常の仕事・業務よりも趣味や好きなことに情熱を注ぐタイプの方も当然ですがいらっしゃいます。
特に期間社員などでの働き方を希望する方には多く見られるかもしれません。その様な場合も仕事の内容がどうというよりも、高待遇な良い条件を探すという傾向があります。
 

■求人を出す媒体によって、一時金のルールは異なります

 
ここまでお話してきた一時金についてですが、求人媒体各社ごとに設けられている規定は異なります。そこにはお金のやり取りが発生するわけですから、トラブルを引き起こす原因となりやすいためです。
そのような理由から、ほとんどの一時金支給をおこなう企業の掲載枠には、支給のタイミングについて「当社規定」という記載が添えられているのです。
 
 
弊社では、「入社支度金」「入社祝金」「勤続慰労金」どの制度を採用すべきか、金額の設定も、長年の経験・ノウハウからアドバイスしています。また、掲載時のルールについても、お問い合わせいただきましたら、弊社で取り扱っている媒体での例をご紹介いたします。
 
どのような方に来てほしいか、そのための待遇と見せ方。採用が上手くいかずお悩みのご担当者様、お気軽にご相談ください。
 
「入社支度金や入社祝金の規定を決めて、転職希望者を獲得しよう!」
こちらの記事でも一時金・待遇についてご紹介しています。ぜひご覧ください。